姫☆組 2nd (姫シリーズVol.2) 【完】

絡まる気持ち

龍馬はAQUAから帰り、自宅へ戻っていた

一人暮らしにしては広すぎるマンション

広いリビングには、観葉植物と大画面の液晶テレビ、イタリア製のコンポが置かれ、部屋の真ん中にはオーダーメイドの大きなソファが置かれていた

龍馬が帰宅したのを見計らったかのように鳴る、電話・・

「はい・・・・」

煩わしいと思いながらも受話器をあげた龍馬

電話口で用件を聞き 「わかった」とだけ言い龍馬は受話器を置いた

そして、そのままソファに倒れるように身を沈めた

ジフンに、今回の帰国のわけを聞いた

もし、姫花がまだジフンを想っていて、忘れるためだけに日向と一緒にいるなら、自分は仲間に何を言われようと、ジフンの元へ姫花を送り出すつもりでいた

でも、姫花は首を横に振った

何度も・・

でも、その瞳は潤んでいた

本当は・・

本当は、どう思ったんだろうか・・




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