姫☆組 2nd (姫シリーズVol.2) 【完】
潤也は、ジフンと学校で再会した翌日に、イタリアに本社を構えるブランドと契約し、広告撮影の為に、ミラノに飛んでいた

その為、日本での騒ぎを知らないでいた

何しろ過密スケジュールもいいとこで、睡眠もろくにとれないまま、空港→スタジオ→ホテル→スタジオ→空港…

帰りの機内、14時間…

離陸前に目を閉じ、着陸後に、マネージャーに揺すり起こされるまで、ぐっすり寝ていた

一般客が、降りた後にゆっくり席を立った潤也

手荷物受け取りレーンに行くと、見覚えのある後ろ姿が目に飛び込んできた

迷わず、肩を叩き

「日向さん! お疲れっす」とかけていたサングラスを外した

「えっ」

急に肩を叩かれ、声をかけられた日向は振り返り、潤也の姿を確認すると、「よぉ!」と笑みを浮かべた
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