姫☆組 2nd (姫シリーズVol.2) 【完】
潤也は、キャップを深くかぶり直して、ロビーを足早に通りすぎた

エレベーターに乗り、日向から聞いた部屋に急ぐ


♪ブーッ

ドア横のブザーを押す

ガチャ…

ロックが解除され、賢次が顔を出した

「お疲れ…」

賢次は潤也をチラッと見て、道をあけた

潤也はサングラスとキャップを外しながら、中へ進んでいった

「よぉ…」

龍馬は無言でソファに座る潤也に声をかけた

「なんでこんな事になってんの!?」

潤也は龍馬に思わず突っかかってしまった

ホテルに向かう車内で目を通した、スポーツ誌と週刊誌の記事

根拠もないただの妄想記事にイライラしていたのだ
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