姫☆組 2nd (姫シリーズVol.2) 【完】
「あぁ… ジフンとソナだよ… ソナはずっとジフンが好きだった 念願かなって婚約までしたのに、今になってジフンに破棄された… 『ジフンが昔の女を忘れられない』って理由でね」

「それってさ…」

黙って聞いていた賢次が顔をあげた

「うん、そうだよ 姫花だよ ソナは姫花がいなければって思ってるよ」

龍馬の言葉にガクが立ち上がり、部屋を出ようとした
「がっくん? どこに行くの?」

賢次はガクの背中に向かって言葉を掛けた
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