オオカミ回路 ♥️ うさぎスイッチ(処体験ガール再編集)

オレの髪に触れる花美の指……

その手をつかむと、オレは花美を見つめた。


「花美…」


名前を呼んだだけなのに……


――何なんだ?…この感覚……


胸の奥が、熱くなる…

こんなの、知らね。


目の前で、静かに頷き、

花美が瞳を閉じる。

その姿に、オレは軽い眩暈を覚える……



「そおぉじゃねえぇぇ~~~!!!!」



バシッ!!


「痛いっ!!」

「だから手加減してるつーのっ!!いちいち、うるっせぇえ!」


頭を軽くはたいただけだろ。



「外!行くんだよ、ここから出るのっ!!」


「なんでぇぇぇ~~!!!?」



有無を言わさず、そのまま引きずるようにラブホから連れ出した。

なんでだぁ?

こっちが聞きてぇよ!!
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