オオカミ回路 ♥️ うさぎスイッチ(処体験ガール再編集)
私、見た目が派手だから、ブランド物のアクセサリーとか海外コスメとかのイメージなんだよね。

プレゼントは10万以下の物は受け取らないなんて、噂まであった。


「に、似合わない…よね…」

「なあ、キスしねぇ?」

「!?…な…なんで!?」


今の話の流れで、どうしてそうなるの!?

佐々くんが距離を詰めてくる。

佐々くんが近づいてきた分だけ、逃げるけど、もう限界。

反対側のドア、ギリギリまで追いつめられる。


「なんでって、カワイイから…」

「う、ウソ…」


空気を通して、佐々くんの体温が伝わってくる。

佐々くんの前髪が、私の顔にかかる。

もう、キスの距離。


「……おい」

「……」

「手ぇ、どけろ!」

「んん、ん~~~っ!」


私は両手で口元を押さえる。

やだやだ、だってどけたら佐々くんキスするでしょ?


「今さらキスぐらいで、なに照れてんだよ。なまチチ揉まれたくせに」

「!!」


な、ななな…なまっ…

慌てて口元から手を放すと、両手を胸の前で組んで、自分で自分を抱きしめる。

急に昨日の出来事を思い出す。


「きゃああぁぁぁぁ~~~~!!」


絶叫した。

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