オオカミ回路 ♥️ うさぎスイッチ(処体験ガール再編集)
校門を抜けて、学校のレンガ造りの塀を駅に向かって走る。
朝は駅前で降ろしてもらった。
だって、ハイヤーで学校前まで送ってもらったら大変なことになっちゃう。
それでも、先輩に見られてたらしく、この呼び出しだもん。
佐々くんは不満そうだったけど、正解だったよ!
「はあっ、はあっ…」
どこか別のトコで待ち合わせにしてって、返事しなくちゃ…っと、
立ち止まった瞬間だった。
佐々くんが、私がいる反対側の道を、駅から学校に向かって歩いてくるのが見える。
その姿に……
朝まで一緒にいたことを思いだして…
触れられたところが、なんだか、くすぐったくなってくる。
なんだか急に恥ずかしくなってくる…
反対側の歩道は木陰になっていて、風に揺れる木漏れ日が佐々くんを照らし、影を作っていた。
整った顔立ち、背も高くって、そこら辺のモデルなんかより、ずっと絵になる。
なんで、佐々くんってば、無駄にカッコイイの!?
そんな人が女子高なんかに近づかないでほしい。
だって、ほらっ!
みんな、佐々くんを見て、きゃあきゃあ言ってる。
しかも星陵の制服。
佐々くんってば、さらっと言ってたけど、めちゃくちゃ頭いいじゃん!
目立つ!
とにかく、目立ちすぎる!!
女子高に、そんな目立つ男子来ちゃいけません!
そういう自分も見とれていたことに、すぐさま気づかされた。
佐々くんが、ふいにこっちを見る。
「あ……」
お互いの視線が合う。
それと同時に、佐々くんを見ていたオンナの子達も、同じ様に私のほうに視線を移したのが、容赦なくわかった。
朝は駅前で降ろしてもらった。
だって、ハイヤーで学校前まで送ってもらったら大変なことになっちゃう。
それでも、先輩に見られてたらしく、この呼び出しだもん。
佐々くんは不満そうだったけど、正解だったよ!
「はあっ、はあっ…」
どこか別のトコで待ち合わせにしてって、返事しなくちゃ…っと、
立ち止まった瞬間だった。
佐々くんが、私がいる反対側の道を、駅から学校に向かって歩いてくるのが見える。
その姿に……
朝まで一緒にいたことを思いだして…
触れられたところが、なんだか、くすぐったくなってくる。
なんだか急に恥ずかしくなってくる…
反対側の歩道は木陰になっていて、風に揺れる木漏れ日が佐々くんを照らし、影を作っていた。
整った顔立ち、背も高くって、そこら辺のモデルなんかより、ずっと絵になる。
なんで、佐々くんってば、無駄にカッコイイの!?
そんな人が女子高なんかに近づかないでほしい。
だって、ほらっ!
みんな、佐々くんを見て、きゃあきゃあ言ってる。
しかも星陵の制服。
佐々くんってば、さらっと言ってたけど、めちゃくちゃ頭いいじゃん!
目立つ!
とにかく、目立ちすぎる!!
女子高に、そんな目立つ男子来ちゃいけません!
そういう自分も見とれていたことに、すぐさま気づかされた。
佐々くんが、ふいにこっちを見る。
「あ……」
お互いの視線が合う。
それと同時に、佐々くんを見ていたオンナの子達も、同じ様に私のほうに視線を移したのが、容赦なくわかった。