イン aa ドリーム【】
「近くに交番あったよね?」


「この道、直ぐ行ったところ。」



理由は違うにしろ、私はこうしてたー子と交番に行くことに成功した。








「落とした人、見つかると良いね。」


「…うん。そうだね。」



相槌をうったものの、落とした人は取りに来ることはない。
持ち主は、届けた私なのだから。




後は、学校に歩いて行って…




交番をあとにして、私は頭の中で、再度シュミレーションを組み立てた。



考えろ私。
崩壊しないシュミレーションを立てるんだ。






私は、これからのことも、今のこの時も、前しか見ていなかった。

そんな私に、見知った顔の人物が背にする交番に入っていったことなど、気付けるわけがなかった。




「すみません、小銭入れの落とし物、ありませんでしたか?」














さて、まだどうすべきか答えが出ていないことが、一つある。

第二グラウンドの野球部だ。


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