イン aa ドリーム【】
呼吸が徐々に早くなり、心臓の音も聞こえてくる。


緊張が高まってくるのが分かる。


私は、手の甲で顔を流れる汗を拭った。


影の中にいるとはいえ、この灼熱の中だ。


全身から汗が吹き出し、時に背中を流れ、時に足を流れ、時に髪の毛が張り付く顔を流れたものは、顎の先からポタポタとコンクリートに落ちていく。


大量の汗のせいで、制服が体にまとわりついて気持ち悪いどころではない。





これが全部終わったら、家に帰ってシャワーを浴びよう。

そして、クーラーをガンガンにかけて、アイスを食べる。

しかも、高い奴。

2個、いや、3個は食べる。

本当は全種類食べたいところだ。

だって、そのくらいのことをしてるんだから。

けど、お腹痛くなるのはごめんだからね。

ここは、3個で手を打とう。

さて、種類は何にしようか?

ストロベリーは外せない。

最近出た期間限定の奴、まだ食べてなかったから二つ目はそれだな。

3つ目は…

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