イン aa ドリーム【】
当たってしまった…

つまりこれは、間違いなく"アレ"だ。






" 正夢 "だ。







実は、今まで、このクイズで何度か当てたことがあるのも、正夢で見たからだ。



こんなズルをしていることを勿論知らないたー子が、セーラー服の両脇腹に付けられたポケットの片方から取り出したのは、正夢で見た緑色の板。



これが今日、本当に役に立つのだろうか?

これまで役に立った記憶が…思い出せない。



私は絶望的な気分でゴム板を受け取った。



「毎回思うけど、これでどんなラッキーが起こるわけ?てか、起こるの?」



こんなんで爆弾は止められないでしょ?



「起こるよー。てか、効果抜群。絶対守ってくれる。だから、今日は肌身離さず持っててね!」


「わ、分かった。」


顔を近づけ、言葉に力を入れるたー子に、私は押されぎみに頷いた。

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