死線ーシセンー(スローペースで更新)
「笠原。こっちへ来い」

担任の先生がそう言って私を手招く。

「あ、はい……」

私は言われた通りに、三人の元へ歩を進める。

そして、横にはママと担任の先生。

目の前には校長先生。

私が三人の所へ辿り着いたのを確認した校長先生が、口を開いた。

その内容は、とても信じ難いものだった。


「笠原くん。君はついこの前のテストでカンニングをしましたね?」

「……え?」

一体何を言ってるの?

私がカンニング?

ありえない……。
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