死線ーシセンー(スローペースで更新)
校長先生が一枚のプリント用紙を私に差し出してきた。

それは、今回のテストの答えが書かれているものだった。

私はそれをただ呆然とした表情で見つめる。


「このプリント用紙が君の机の中から出てきたんだ。これについてどう説明するんだ?」

「……っ‼」

「これでも君はカンニングをしてないって言い張るつもりか?」

校長先生の目付きが鋭くなった。

「笠原、どうなんだ?素直に認めたらどうだ?」

担任の先生も私に意見を求めてくる。
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