死線ーシセンー(スローペースで更新)
「そのまさかよ。あなたがカンニングしたように答えの書いてあるプリントを机の中に入れたの、私だもの」

「そ……んな…‼」

私はこの世の終わりを、この時本気で感じた。

今まで努力して頑張って勝ち取った、私の点数は。

コイツのせいで、こんなにもあっさりと奪われてしまったって言うの!?

体に力が入らなくなり、私は膝から崩れ落ちた。

その時コイツが、突然笑い出した。


「あははは‼」

「何がおかしいのよ‼あんた頭おかしいんじゃないの!?」
< 117 / 153 >

この作品をシェア

pagetop