死線ーシセンー(スローペースで更新)
「ただいま……」

今日あんなことあったから、正直ママと顔を合わせるの嫌だ。

いつもそう思ってるけど、今日はそれ以上に何言われるか。

でも私は、間違ったことは一切してない。

無実だけは信じてもらいたい‼

例え誰もが信じてくれなくても、ママならちゃんと話せばわかってくれるよね……?

一縷(いちる)の望みをかけて、ママのいるリビングへと向かう。


リビングに入ると、ママは顔を手で覆ったままテーブルに座っていた。

今どんな表情しているのか全くわからない。

でも言わなきゃ‼

私は口を開く。
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