死線ーシセンー(スローペースで更新)
でも俺はそれでも、毎日が充実してたんだ。

誰よりも近くで、夢のそばにいれたことだけでも幸せだったから。


夢はな……口は悪いけど、本当は頑張り屋さんで素直で良い子なんだ。

この三年間夢だけを見てきた、俺だけが知ってる夢の良さ。


考え出したらキリがないが、そんな夢のそばにいれるだけで満足してたんだ。


恋人同士になれなくても、恋人以上の「特別」な存在でいれた気がした。



でも……。


だけど……。
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