死線ーシセンー(スローペースで更新)
読んでる間も涙は止まってくれなくて、手紙にはいくつもの染みが出来ていた。



奈美……。


一人でずっと苦しんでたのね…辛かったね…。


気づいてあげられなくて本当にごめん。


私は奈美の友人失格かなあ……。



ーー私はただただ、奈美の部屋で一人、泣くことしか出来なかった。






とのくらいそうしていたのだろう?

ふと、手紙の内容にもう一度目を走らせる。



『日記を見れば全てが分かると思う』


奈美の死の真相は、全てこの日記の中に……!!


私は急いで日記を読み始める。
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