死線ーシセンー(スローペースで更新)
「うん……。みんなはさ、最近感じたりしない?」


「感じるって……何をだ?」


「視線よ‼」


『視線‼?』


みんなが首を傾げて、私のことを見てくる。



「そう……。いつも誰かに見られているような、そんな視線感じない?」

もしかして、そう感じてるのは……私だけなの?


しばらく不思議そうにしていたみんなの顔が緩み始めた。


「確かに…」


「そう言われてみれば」


「そんな気もしなくもない」


ホッ。

どうやら私だけではなかったようで、一旦落ち着く。
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