年上彼氏の甘い罠

んー
やっとお昼
今日は屋上にしようかな

「栞、ご飯食べよっ」

学生かってノリだけどいつもこんな感じ

「千夏、今日屋上にしよ!」

「そーだね!少し暑いかもだけどあそこの日陰ならちょーどいいかも」

水のタンクみたいなのがあってちょうどこの時間日陰が出来るところにベンチがある

たいていそのベンチでお弁当食べることがおおいかなぁー

「じゃあ行こっか」

屋上に行くためにエレベーターをまつ

「そういやさ、栞、五十嵐さんにすっごくきにいられてんじゃん」

「まー、なぜか昨日声かけられちゃったしね。何考えてんだろ」

五十嵐さんって全くもって不思議
なんで私なんかをナンパ的なことしたんだろ

「朝言ってたナンパ的なこと?お弁当食べながら詳しくきかせて!」

あっ、エレベーターきた

げっ・・・・・・

「栞ちゃん、『げっ』って結構傷つくんだけど」

「えっ?声出てましたか?」

マジで最悪
なんで五十嵐さんがエレベーターにいるんだろ

「こんにちは!私栞の親友の佐々木 千夏です。栞をよろしくお願いします、五十嵐さん」

なぜに挨拶

「あぁ、佐々木さんね。栞ちゃんと付き合い長いの?」

屋上までの時間が長く感じる

「そうですね。高校が一緒だったんでかれこれ10年近いですよ」

早く屋上着いてー

「そうなんだ。佐々木さん、栞ちゃんって社内で話題になってるけど本人無自覚?」

何の話だよ
って着いたー

「もちろんです。高校の時もそうでした。五十嵐さんもお弁当ですか?」

「そうそう。栞ちゃん誘ったらお弁当って言われたからさ。買いに行ってきた」

まじか
五十嵐さん意味わからん

「なら日陰のベンチで一緒に食べましょ!」

何誘ってるんだよ
千夏の分だけ置いて違う所で食べようかな










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