年上彼氏の甘い罠

「しーおりっ、帰ろ!」

「千夏ー、私も千夏と帰りたい!」

帰れないんだけどね
五十嵐さん、千夏も一緒に乗せてってくれるかな?

「その言い方、帰れないってこと?けど、準備は終わってるみたいだけど」

「もう、帰りはできるんだよ。けどさ、五十嵐さんが表で待ってろって言い逃げしちゃって」

千夏と帰りたいよー
ん?
もしかしてだけど千夏うちに来ることにすれば五十嵐さん諦めるんじゃ

「五十嵐さんとどうなったかも聞きたいし、栞んち行っていい?もちろん自分の分の夕飯は買ってくから」

「いいよー。もちろん泊まって行くよね?」

「あったりまえでしょ。面白そうな話聞かないと」

まー、今日は月曜日だけどアルコール入れなきゃ大丈夫でしょ

「五十嵐さん、千夏も乗せてってくれるかな?」

「栞が上目遣いでお願いしたら大丈夫何じゃない?」

は?
そんなことは可愛い子がするから効果あるんであって私みたいなふつーにふつーの人がしても効果ないよ!

ってもう玄関に着いちゃった
はぁー帰りたい
五十嵐さん関係なく帰りたい


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