年上彼氏の甘い罠
五十嵐さんもしかしてそのころから彼女いないのかな?
有り得そうだから聞かないでおこう
「そりゃ好かれるわ。五十嵐さんちゃんと栞のこと知ってて声掛けたんだね」
「んー、本当に五十嵐さんかわかんないよ。記憶曖昧だし、名前聞いたわけじゃないし。ただあの時の彼が五十嵐さんに似ている気がするだけ」
ならさ、五十嵐さんに直接聞いたらいいんじゃない?
スマホスマホ
「もしもし佐々木です。今、お時間よろしいですか?」
「ちょっと千夏、誰に電話してるの?」
ふふふ焦ってる
『佐々木さん、栞ちゃんと一緒じゃないの?』
「もちろん隣にいますよ。1つ確認したいことができまして...」
もちろん真実を聞きたいんだけどね
っとその前に部屋もどうするのかききたいし
『あー、ちょっと今不動産屋にいるから後で折り返すってことでいい?』
やっぱり不動産屋行ってたんだ
お隣さん決定だな
「もちろんです。ではお待ちしております!」
よしっこれで
早くかかって来ないかなぁー
side END