年上彼氏の甘い罠
「はぁーはぁー」
はぁー間に合ってよかった!
仕事場近くて幸せ
「おーい、上原、ギリギリだぞー!」
「珍しいな、上原がこんなギリギリなんて」
「栞っ、おはよう!真中君も、課長も心配してそわそわしてたんだよ。」
「おいっ、それ言うな」
「千夏、おはよ!課長も真中君も、おはようございます。遅刻ギリギリで、すみませんでした。」
朝ごはんのんびり食べてたせいなんて言えないけど
「ていうか栞、なつから聞いたけど雅也くんと別れたって?」
雅也って元カレね
「うん、ふられちゃった。いつも通りの理由で」
って情報早いなー
なっちゃんにしか伝えてないのに
「あっ、そうだ、 上原、真中」
「「はい」」
なんなのもー
「新しいプロジェクトが立ち上がるんだか、そこに加わってくれないか?」
??
「俺は今大きな担当ないからいいですけど、上原が抱えてるの大きなのじゃなかったですか?」
そう、私は自分で1から考えた企画とちょっとした企画を任されてる
そんなに大きなものではないけれど
「その上原の企画が、大きくなって社全体のプロジェクトになるって話なんだが」
「え????ま・・・本当ですか?私の企画?え?へ?わっ、嬉しい!ぜひやらせてください!」
「あと30分後に会議だ。もうすぐ、隣に集まるはずなんだが…」
このフロアで会議?
なんか緊張