君がいない世界で、僕はどう笑えばいいんだろう
いつも通り学校に向かう足が重い。
眠い、とてつもなく眠い。
「あ、青葉くんおはよー!」
「はよーっす。」
女子の群れをスルリと抜けて、友達の元へかける。
「よおーどうした玲。元気だなー。」
「変な夢見たんだ。」
「そうか、よかったな?」
俺のテンションに友達がついてこれていない。
「その夢のせいか知んねーけど、とりあえずねみぃんだ。1限サボるわ。」
話してもバカにされるだけだ。咄嗟にそう判断した。
屋上え続く階段の上。屋上の扉の前で、ただひたすら寝た。眠かった。
まるで徹夜でもしたような気分だ。
ふわふわ、ふわふわ、夢の世界に入っていく。