ニセモノお兄ちゃん
「ん...」


目が覚め、体を起こすが薬品がまだ効いているのかだるくて頭が痛い。


なんとか体を起こすと、全く見知らぬ空間にいた。

8畳くらいだろうか、私の部屋よりは断然広い空間にベッドや勉強机などが置いてある、いかにも「女子」な部屋だった。




「なにここ...。」


その問に誰か答えるはずもなく、1人虚しさだけが広がった。





あ、そうだスマホあるじゃん!!
制服のポケットを探るが、何も入っていない。
鞄の中か...。


ベッドからおり、とりあえずドアを開けて部屋の外へ出てみる。



新築なのか、部屋もだったが廊下も綺麗だ。









突然遠くの方から話し声が聞こえた。
誰かがこちらに来るようだ。

やばいどうしよう、隠れなきゃ...!!


えっと、んーと...あ、部屋に戻れば.....


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