近くて遠い

いつも通る廊下。





そこには、優雅くんの教室がある。





通りすがりにいつも覗いてしまう。





だいたい、教室にはいないんだけどね…。





お昼までに一度も見つけられなかったら、なんか落ち込んじゃう。





「はぁー」





「琉愛?どうしたの?さっきからため息ばっかだよ?」





「えー?」




「何?……大丈夫?」





「んー……優雅くんが……あっ…」
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