近くて遠い
「琉愛だよ!」
「そうだったの…久しぶりに会いたかったわ」
「だから声、かけてくれれば良かったのにぃ〜まぁ、もう遅いけど」
「ふふふ、そうね……もう少しでご飯よ!」
「うん、わかった」
そう言って私はリビングにあるソファーに腰掛けた。
琉愛の初恋、応援してあげないと…!!
本当の妹がいてもこんなにウキウキするものなのかなぁ…。
それはわからない。
琉愛だからかもしれない。
そんな琉愛に私はどこか憧れているのかもしれない。