近くて遠い

「おっけー!」





るうたちは階段を駆け下りた。





「お母さん、お待たせ」





「お待たせしました」





「ゆっくりできなくてごめんね。車の中でゆっくりしてね」





「はい!ありがとうございます!!」





「琉愛、先に乗りなさい」





「うん!」





お母さんが言ったから、るう・夏那の順番に車に乗った。





「あ、お父さん!」
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