近くて遠い

「うん!そうだよ!私のとこなんて、友だちと遊園地行きたいとか言っても絶対、いいなんて言わないよ」





「そーなの?」





「うん…嫌になっちゃう」





「でも、夏那のお母さん優しいじゃん!」





「そうかな〜、私は琉愛の家族の方が憧れなんだけどな〜」





「えー、そうなのー?」





そんな話をしているとあっという間にるうたちの番になった。





「結構早かったね」





「そうね」





るうちたちは横に並んで座った。
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