海くんがわたしを好きだなんてそんなことあるわけない。


「急に言われても...」


恥ずかしそうにする海くん。


君は中学生か!!


「り......、りつ...、」


うんうんいいかんじ!!


「ッ呼べないよ」


「今おしかったのに!」


「折山さんを下の名前でなんて呼べるわけないよ。おそれ多い...」


つぶやく海くんにわたしはおかしくなる。


「おそれ多くないから!

付き合ってるんだからそれくらい当たり前でしょっ?」


「......」


...あれ?

海くんは今日一日何回制止すれば気がすむのかな?

< 179 / 220 >

この作品をシェア

pagetop