私の気持ちと君の想い
私達は1度、飲み物を頼んだ。
飲み物が席に届いて
少し時間を置いてから
「……私ね、気づいたの」
そう、口にした。
「何に?」
私が言うと、すぐに明莉が聞いてくる。
「和輝くん、結局、誰でもいいんじゃないかなって
最近思い始めたの」
「それはどうして思ったの?」
「今日……さ、私怪我したでしょ?」
「してたね、朝見た時すごく痛そうだった」
「保健室に先生がいなくて、呼びいくって言いながら
和輝くん保健室を出ていったの」
「それで?」
「待ってたんだけど
結局、戻ってこなかったんだよ?
その後来た 保健の先生も会ってないって言ってた」
これは不安になってもおかしくないよね……?
「そっか、辛かったでしょ」
私の言葉で、私の気持ちを考えながら 慰めてくれた。