私の気持ちと君の想い
裏切り
「帰り正門集合な、ちゃんと待ってろよ」
「うん!待ってる!またあとでね」
「おう、またなー」
クラスに戻ってきた私は、明莉に伝えた。
「もう、大丈夫。吹っ切れたよ」
「ほんと?よかった」
「あ、それとね。
頼みたいことあるんだけど……いいかな?」
「なになに?何でも言ってごらん?」
「和輝くんがね、メロンパン食べたいって!
明莉の家のパン美味しいって!
和輝くんの分まで用意出来ないかな……?
和輝くんの分お金私が出すからさ……」
「それぐらいならいいよ?お母さん達に頼んでみる!
お金なんていいよ、小さい頃からの仲でしょ?
そんな事言わなくていいんだよ!」
「ありがとう……!!
和輝くんも喜んでくれると思う!!」
今日は、いい事ばかりで嬉しいなぁ……!