私の気持ちと君の想い





中に入ると、玄関の近くに




晴翔くんのお姉ちゃんがいた。




「遊びに来てくれたんですね。

わざわざまりの面倒見て下さって、ありがとうございます」




そう言いながら近づいてくる晴翔くんのお姉ちゃん。




「耳貸してください」




そう言われ、顔を近づけると




「私、子供相手は少し苦手でして

すぐにまりが泣いてしまうので……

正直、とても助かります……。




私もできるだけまりの面倒は

見ますが、今日はよろしくお願いします」




そう言われた。




なんだ、晴翔くんのお姉ちゃんも、苦手な事あるんだ。




あれだけ、晴翔くんの憧れになっているお姉ちゃんも




そりゃあ、人間だから、得意不得意あってもおかしくはない。




けれど、なんだか……完璧に全てをこなすイメージで




すごい人だと聞かされていたから




少し親近感がわいた。




「実は、私も子供の世話とかするの苦手なので

共感できて、少し親近感が湧いてきました。

今度、お姉さんと2人で話してみたいです」




さすがに、本人にお姉ちゃん




と言うのは恥ずかしかった。




「じゃあ、明日にでも……

ぜひ、どこかでお茶しましょう

連絡先とか、聞いてもよろしいですか?」




「あっ、はい!!

連絡先!交換しましょう!」




私達は、携帯番号と、メールアドレスを交換した。




お姉さんと連絡先交換できただけで、とても気分が上がった。




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