私の気持ちと君の想い





「いただきます!」




その一言を言うと、大きく口を開けて




パクッとホットドックを口に入れた。




「んん〜!美味しい!」




やっぱり、美味しいもの食べると元気出るし




すごく口元が緩むっていうか……。




そんなことを気にしていると





「椿?口元にケチャップついてるよ」




晴翔くんがそう言った。




「えっ!?ど、どこ?」




口元と言われ、右側を触ると




「違う、反対。左側……」




そう言いながら顔を近づけてきた。




「えっ……?」




おしぼりを使って




私の口元についた、ケチャップを拭き取った。




「あっ、ありがとう……!」




急に恥ずかしくなった。




なんか……。晴翔くんの顔、見れない……。





「ん、いいよ」




< 176 / 225 >

この作品をシェア

pagetop