私の気持ちと君の想い
廊下走っているせいで、先生に見つかって
「廊下は、歩きなさい!」
なんて、怒られたけど。
先生が見えなくなった瞬間に
また、私は走り出した。
息を切らして、教室の前にたどり着くと
深呼吸をした。
すーはーすーはー。
呼吸を整えて、教室に入ると
席が前後同士の明莉と私の席をくっつけて
明莉、吉澤くん、そして……晴翔くんの
3人が、明莉の家のパンを持ちながら
お話をしていた。
「何、話してたの?」
何事も無かったかのように、話に入った。
「やっぱり椿が、いるといないじゃ
全然味が変わるなっておもって!話してた!」
そう、明莉が言った。
「そ、そうなの?
やっぱり、みんなで食べた方が美味しいのかな?」
「椿と食べるパンは美味しいよ、全然違う」
晴翔くんも言った。
「みんなで食べるか」
吉澤くんが言った。
「うん!食べよ!」