私の気持ちと君の想い
いつものように
「いただきます!」を言って、
パクッと大きな口を開けて食べる。
すると、みんなもパンを食べ始めて
「おいしい〜!」
私よりも先に、明莉が言っていた。
「やっぱり、全然違うね!
美味しさが増す!」
「ほんとだ、すっげぇ美味しい」
晴翔くんも吉澤くんも
みんな違うと言っていた。
何より私は、晴翔くんと一緒に
パンを食べている時間が、本当に楽しい。
美味しさを共有してるみたいで、嬉しくなる。
コーヒー牛乳とメロンパン。
大好きな物を食べて、飲んで
大好きな人達と一緒にご飯を食べる
こんな幸せな事に気付けて、私は幸せ。
「ごちそうさまでした。
今日もおいしかった〜!」
やっぱり、明莉の両親が作るパンは
私が知ってるパンの中で
一番美味しい!!
小さい頃から食べてるだけあって
一番馴染みのあるパンだから。
更に一番、美味しく思えるのかな?
きっと、そうだよね。