私の気持ちと君の想い
「ひょっとして……
お邪魔でした……?」
耳元に小声で言ってきた。
「そ、そんなんじゃないですよ……!!」
なんでさっき、切なそうというか
悲しそうな顔したんだろう。
「出来たてを食べて欲しいので、早く食べに移動しましょう!」
お姉さんに、背中を押されてリビングまで行き
はい!と机に座らされた。
お皿に盛り付けるの、手伝おうかと言い出したけど。
お客様なのに、そんないいんですよ。
座っていてください!
と怒られてしまった。
そのまま座っていると、カレーが入ったお皿が
目の前に運ばれてきた。
カレのールーが多めに載せてあって
赤い福神漬けまで盛り付けてあった。
「すごく美味しそうですね!!」
「姉ちゃんのカレーは
俺にとって、一番上手いからなあ」
「さ、頂きましょう!」
「ですね。いただきます!」
お姉さんの作ったカレーは、野菜がいっぱい入っている代わりに
小さめに切られていて、とても食べやすく、味もすごく美味しかった。
「美味しい……!
なんかこのカレー。
お店で食べるようなカレーみたい。
すごく美味しいです!!」