私の気持ちと君の想い





私が、お皿についた汚れを綺麗にスポンジで落としていく。




そして、そのお皿は お姉さんが水道水で洗い流していく。




ピカピカになったお皿は




キュッキュッと音を立てるほど綺麗になった。




「椿さん、実は報告があってお呼びしたんです」




さっきまでルンルンしながらカレーをよそっていた時とは違い




真剣な顔をして、お姉さんは私を見ていた。




「報告?……ですか?」




何の報告だろう。




良い報告?それとも、悪い報告?




ひょっとして、この前喫茶店で話した事に関する話なのかな?




「はい、実はですね……」





お姉さんは、なかなか話を進めてくれなくて




ただただ、焦らしていく。




うずうずと気になる一方で、その報告が何なのか余計に浮かばない。




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