私の気持ちと君の想い
「私、新たに友達が出来ました!」
お姉さんは、真剣な顔から一気に頬が緩み
ニコニコと笑っていた。
「えっ!おめでとうございます!!
……ていう事は、話し掛けることが出来たんですね!?
良かったです!!」
「はい、本当に良かったと思います!
あのまま話し掛けずにいたら、今でも辛い思いをしていたと思います。
本当に、椿さんが相談に乗ってくれたおかげです!
椿さんには、本当に本当に感謝しているんです!!」
今までの事が辛くて話せる人が出来たっていうのは
お姉さんにとって、よっぽど嬉しいんだろうなぁ。
「お姉さんの力になれたなら、私も嬉しいです!!
また何かあったら頼ってくださいね?
私に出来ることなら何でもします!!」
「いいんですか??
ありがとうございます。
椿さんのおかげで、すごく前向きになれた気がします」
お姉さんは、にこやかに微笑んでいた。
幸せそうなお姉さんの事を見ていると、私まで心が暖かくなった。
「それなら良かったです。
そういえば、お姉さんって将来なりたいものとかあるんですか?
大学行ってるっていう事は、なにか目標があるってことですよね?」
首をかしげながら、私は聞いた。