私の気持ちと君の想い
ドライヤーの風を、上から下にゆらゆらしながら乾かし、同時に考え事をする。
それは、晴翔くんのこと。
ずっと私のことを支えてくれる優しい晴翔くん。
いつの間にか晴翔くんの事を好きになっていて、これが恋だと気づけた瞬間は嬉しかった反面、既に好きになっていた自分に驚いた。
本当、先輩には感謝しなきゃだね。
先輩みたいに、変わりたいな。
どうしたら先輩みたいに変われるのかな……?
勇気……?
勇気を振り絞ってみようか。
もう少し、考えてみよう……。
次にお姉さんに会った時に、この事 相談してみようか?
相談に乗ってくれるかな?
大丈夫だよね。
そう言い聞かせて、私は寝ることにした。