私の気持ちと君の想い





午前中の授業が終わった。




お昼休みになると、明莉が私にパンをくれる。




明莉の家は、パン屋さんなのだ。




小さい頃、明莉の両親が




『椿ちゃんにうちで作ったパンあげると美味しそうに食べてくれるから、その笑顔が私たちも嬉しいんだよ』




って言われて、それからパンをよく貰うようになった。




高校に入ってからも、ずっーと明莉の家のパンをお昼休みに食べている。




ちなみに私は、いつもメロンパンを食べる。




メロンパンと、パックのコーヒー牛乳。




その二つセットが私の、学校でのお昼ご飯だ。




コーヒー牛乳は、学校にある自動販売機でお昼を食べる前にいつも買ってくる。




いつものように、コーヒー牛乳を買いに




明莉と、自動販売機の方に向かって廊下を歩いていた。




私の通っている学校には、中庭がある。




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