私の気持ちと君の想い





「毎日同じの食べて飲んでんのか」




と晴翔くんが聞いてきたので




「好きなんだからいいでしょ」




と少し冷たく言ってしまった。




「いいと思う、ていうか俺も一緒にお昼食べたい」




冷たくしてしまった……と考えていたら、晴翔くんは あまり気にしていないようだった。




それどころか“俺も一緒にお昼食べたい”なんて言葉を言われて私は驚いてしまった。




「いいね!一緒に食べる〜?」と明莉は言っていた。




「椿、俺も一緒にお昼食べていい?」




と晴翔くんも私に聞いてきた。




「いいよ?」




賑やかになるなら私は大歓迎だった。




だって、和輝くんと別れてしまったこと、早く忘れたかったから。




少しでも楽しい思い出を増やして、上書き保存するみたいに、もっと楽しくして笑っていたかった。




それに、晴翔くんと一緒にいると…




なんて言うのかな……?




少し、安心……?




というか落ち着くというか……




もっと晴翔くんの事知りたいなって思う。




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