私の気持ちと君の想い
下駄箱に行くと、明莉がいた。
私達の存在に、先に気づいた明莉は「おはよ」と声をかけてきた。
私も、靴を脱ぎながら“おはよう”と挨拶して、下駄箱のロッカーに靴を入れた。
私達は、3人で教室に向かった。
階段を1つ上がって、二階の一番奥の教室。
地味に廊下が長くて遠いと感じる。
けれど、その長い廊下も 友達と話しながらであれば
全く気にするほどの事ではなかった。
教室に行って、しばらくするとチャイムがなり、やがて授業も始まった。