私の気持ちと君の想い





あれ…… ?




「間違えた」




そう一言 言いながら




晴翔くんが間違えて押して出てきたのは、リンゴジュース。




晴翔くんは、リンゴジュースを手に取った。




「もう小銭ないや……お札出すのもなんか嫌だし……」




「私が買うよ」




困っていた晴翔くんに、私はお茶を買った。




「はいっ」




私は、晴翔くんにお茶を渡した。




「ありがとう、いいのか?」




「うん、いいよ!」





そう言って、私達は教室に戻り始めた。




「リンゴジュースどうしようかな…」




なんてことを、ぶつぶつと晴翔くんが言っているので




「明莉にあげたらどう?明莉なら喜んで飲むと思う」




と提案してみた。




「じゃあそうするよ」




思ったより、きっぱりと決めていた。




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