私の気持ちと君の想い
明莉に言われるがまま、私は準備をした。
「準備終わったよ、ていうか私お腹空いたんだけど……」
「そう言うだろうと思って、じゃじゃーん、これなーんだ」
「えっ、もしかして明莉の家のパン!?持ってきてくれたの??」
「正解、これでもう言うことないでしょ」
「ない!ありがとう!!どこにでも明莉についてくよ〜」
パンをもらったことでテンションが上がった。
「パン食べたら行こっか」
「うん!」
私は、すぐさまメロンパンを紙袋から取り出しパクリと、かぶりついた。
1口、また1口と、勢いよく食べていくと
あっという間にメロンパンを食べ終えた。
今更ながら時計を見ると、9時20分くらいだった。
私達は、お母さんに“行ってきます”と挨拶をし、家を出た。