私の気持ちと君の想い
次の日公園に来たら、棒がさしてあって、倒れていたお花がまっすぐ立ってたんだよね。
ちゃんと謝れてよかったって次の日来て思った。
「そんなこともあったなあ〜」
「ほんと懐かしいよね」
私達が話してると後ろから声をかけられた。
「あれ?椿じゃん」
見覚えのある声だと思って振り返ると
晴翔くんともう一人小さな女の子がいた。
「なんで晴翔くんがここに?」
「あー、今日親戚の子の面倒見ててさ、公園行きたいっていうから、ここが一番広いし近いだろ?」
「あ〜…そっか、晴翔くんの家からも近いのかぁ」
「名前はなんていうの?」
一方、子供好きの明莉は晴翔くんの親戚の子に名前を聞いていた。
「うー、お兄ちゃんー……」
「あ、ごめん、こいつ人見知りなんだ」
「まり?ちゃんと挨拶しないとだめだろ?ほら」
「真凜(まりん)です…っ…」
晴翔くんの後に隠れてそう言った。
「真凜ちゃんっていうんだ?じゃあー、まりちゃんだ!」
「お姉ちゃん、たちは?」
「私が明莉で、私の隣にいるのが椿ちゃんだよ〜」
「あかりお姉ちゃんと、つばきお姉ちゃん?」
「そうだよ〜」
「お兄ちゃん、あかりお姉ちゃん達と遊んでもいいの?」
「いいのか?遊んでもらっても」
「私はいいよ〜、でも椿は……どうする?」
「やめとく、子供と接するの少し苦手だし……」
「わかった、まりちゃん!明莉お姉ちゃんと遊んでくれる?」
「うん、いいよ!遊んであげる!」
そう言って、ブランコの方に走っていった2人。