私の気持ちと君の想い





私達が話していると




「お兄ちゃん達も遊ぼ!!」




すっかり明莉と打ち解けていたようで




可愛らしい笑顔で、まりちゃんが私達に話しかけてきた。




たまには、こういうのもいいよね。




「まりちゃん!だるまさんが転んだしようよ!」




「え〜!鬼ごっこがいい!」




「じゃあ、だるまさんが転んだで 負けた人が鬼にしよう??」




「いいよ!!お兄ちゃんだるまさんね!」




「あ、俺か、少しでも動いたらすぐ名前呼ぶからな〜」




なんて私達はみんなで遊び始めた。




「あかりお姉ちゃんが鬼だ〜!逃げろ〜!」




「よーし、まてまてー!捕まえちゃうぞ〜!」




「わあ〜!今度は、まりちゃんの鬼だ〜!」




なんてはしゃいだりして




案外、楽しかった。




お昼の時間になったので、晴翔くんとまりちゃんとさよならすることに。




「……うー…まり帰りたくない…っ…」




「お母さんお昼には帰るって言ってただろ?ご飯作って待ってるよ」




「まり、お腹すいてないもん」




よっぽど私達と遊んだのが楽しかったのか、帰りたがらなかった。




「まりちゃん、また今度遊んであげるから」




私はそういった。




「約束してくれる…っ……?」




「うん!約束!」




私とまりちゃんは、小指を絡ませて、約束した。




「まりちゃん、またね!」




「ばいば〜い!」




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