私の気持ちと君の想い
ピピッピピッピピッピピッピピッ
高い音を鳴らして私を起こすアラーム。
完全に寝不足だ。
ずっと返信を待っていたから。
あー……支度しなくちゃ。
紺色の赤いラインのセーラー服に
紺色の膝上5cmくらいのスカート
紺色のカーディガン。
荷物を持って家を出た。
朝ごはんは食べなかった。
早く学校に行って、一目でも和輝くんの事を久しぶりに見てみたかった。
「行ってきます」
ちゃんと靴を履けてないまま、ドアを開けた。
玄関の前で片足で立って
つま先でトントンして靴を履いた。