【完】キミさえいれば、なにもいらない。
*大事なもの
朝、学校に来ていつものように自分の席で本を読んでいたら、璃子が元気よく声をかけてきた。
「おっはよー、雪菜」
「あ、おはよう」
「あれ?雪菜今日髪型がいつもと違う!」
そう言われて、さっそく気づいてくれたんだなと思い、ちょっと嬉しくなる。
実は今日は、珍しく髪型をハーフアップにしてみたんだ。
いつもはただ下ろしているだけだから。
「うん。ちょっと気分変えてみようかと思って」
「いいじゃん!可愛いよー、すっごく!」
璃子に褒められて、はにかむ私。
「そうかな?ありがとう」
「うんっ。これは彼方くんも喜ぶよねー、きっと」
さらには、思いがけないことを言われて。
「……なっ!なにそれっ」
「だってそうじゃん?好きな子がいつもと違う髪型してたらさー、ドキッとするじゃん」
「そうなの?」
「そうだよー。あ、もしかして、彼方くんが雪菜のためにイメチェンしたから、雪菜もイメチェン?なーんて」
「まさかっ!」
「おっはよー、雪菜」
「あ、おはよう」
「あれ?雪菜今日髪型がいつもと違う!」
そう言われて、さっそく気づいてくれたんだなと思い、ちょっと嬉しくなる。
実は今日は、珍しく髪型をハーフアップにしてみたんだ。
いつもはただ下ろしているだけだから。
「うん。ちょっと気分変えてみようかと思って」
「いいじゃん!可愛いよー、すっごく!」
璃子に褒められて、はにかむ私。
「そうかな?ありがとう」
「うんっ。これは彼方くんも喜ぶよねー、きっと」
さらには、思いがけないことを言われて。
「……なっ!なにそれっ」
「だってそうじゃん?好きな子がいつもと違う髪型してたらさー、ドキッとするじゃん」
「そうなの?」
「そうだよー。あ、もしかして、彼方くんが雪菜のためにイメチェンしたから、雪菜もイメチェン?なーんて」
「まさかっ!」