【完】キミさえいれば、なにもいらない。
「あっ、噂をすれば!」
するとそこで、璃子が何かに気が付いたように、再び大声を上げて、急に教室の外を指差した。
「雪菜、王子様のお出ましだよっ」
「えっ、なに?」
言われて彼女が指差すほうを見てみると、そこには一ノ瀬くんの姿があって。
いつものように教室を訪ねてきたみたい。
「それじゃ、邪魔者はあっち行ってるね~」
璃子はそう告げると、そそくさと自分の席へと戻っていく。
そして、それと入れ替わるようにして、一ノ瀬くんが私の席までやってきた。
「雪菜、おはよ」
笑顔で声を掛けられ、私も返す。
「おはよう」
すると、一ノ瀬くんは私の姿をじっと見るなり、目を大きく見開いて。
「あれ?雪菜、その髪……」
するとそこで、璃子が何かに気が付いたように、再び大声を上げて、急に教室の外を指差した。
「雪菜、王子様のお出ましだよっ」
「えっ、なに?」
言われて彼女が指差すほうを見てみると、そこには一ノ瀬くんの姿があって。
いつものように教室を訪ねてきたみたい。
「それじゃ、邪魔者はあっち行ってるね~」
璃子はそう告げると、そそくさと自分の席へと戻っていく。
そして、それと入れ替わるようにして、一ノ瀬くんが私の席までやってきた。
「雪菜、おはよ」
笑顔で声を掛けられ、私も返す。
「おはよう」
すると、一ノ瀬くんは私の姿をじっと見るなり、目を大きく見開いて。
「あれ?雪菜、その髪……」