【完】キミさえいれば、なにもいらない。
彼もまた、私の髪型がいつもと違うことにすぐ気が付いてくれたみたいだった。
「あ、うん。今日は結んでるの」
私がそう答えると、顔をちょっと赤くしながら、ボソッと呟く彼。
「マジで。なんか新鮮。すっげぇ可愛い」
「えっ……」
まさか、そこまで褒めてくれるとは思わなかったので、不覚にもすごく照れてしまった。
前から思ってたけど、一ノ瀬くんって本当に、発言がストレートっていうか、大げさっていうか。
褒められるのって慣れてないから、いちいち動揺してしまう。
「それに、その花柄の髪飾りも可愛い」
さらに彼は、私が髪を留めていたバレッタの存在にも気が付いてくれて。
そんなところにまで目を付けるとは思わなかったので意外だったけど、私としては少し嬉しかった。
だって、今日私が髪をハーフアップにした本当の理由は、この新しいバレッタを使いたかったからなんだ。
「あ、うん。今日は結んでるの」
私がそう答えると、顔をちょっと赤くしながら、ボソッと呟く彼。
「マジで。なんか新鮮。すっげぇ可愛い」
「えっ……」
まさか、そこまで褒めてくれるとは思わなかったので、不覚にもすごく照れてしまった。
前から思ってたけど、一ノ瀬くんって本当に、発言がストレートっていうか、大げさっていうか。
褒められるのって慣れてないから、いちいち動揺してしまう。
「それに、その花柄の髪飾りも可愛い」
さらに彼は、私が髪を留めていたバレッタの存在にも気が付いてくれて。
そんなところにまで目を付けるとは思わなかったので意外だったけど、私としては少し嬉しかった。
だって、今日私が髪をハーフアップにした本当の理由は、この新しいバレッタを使いたかったからなんだ。