【完】キミさえいれば、なにもいらない。
するとその時、机の奥に、何やら封筒のようなものが入っているのが見えて、ドキッとした。


ウソッ。これって、手紙?


まさかと思いながらも取り出してみてみたら、差出人の名前は、こう書いてある。


『一ノ瀬彼方』


やっぱり……。また一ノ瀬くんからだ。今度は何だろう。


まさか、毎日書いてくるつもりなのかな?


気になって開けてみたら、今度はなんとやけに長文の手紙で、便箋二枚ぶんびっしりと文が書いてある。


え、こんなに書いたの?いったい何を……。


だけどよくよく読んでみたら、そこには思いがけないことが書いてあって、私は思わず目を大きく見開いた。


< 92 / 370 >

この作品をシェア

pagetop